

リノベーションスクールでまちづくり
浜松でリノベーションスクールをやるというから行ってきた。リノベーションスクールは、今あるものを活かした(再開発型ではない)民間主導のまちづくりを学ぶイベントだ。参加者は地元の学生や社会人で、実際の課題(低利用不動産)を与えられ、3日間缶詰めになってグループで8分のプレゼンを...


親の実家を片付けて有効活用を考える
埼玉県のとある沿線でプロジェクトがスタートとなった。相続となり、誰も住まなくなった親の実家が、荷物をたくさん残したまま何年もそのままになっているというようなケースは、最近多いのではないだろうか。これまでも少しずつ整理はしてきたが、ただの大きな物置きとなってしまったこの家は、...


既存建物を使い続けていくための諸制度見直し公開研究会
建物保存の勉強会に参加した。惜しまれつつ解体されていく歴史ある建物も、その背景に法規制の問題がある。最新の法律に照らし合わせる場合に、古い建物は作り直すしかないような場合がある。しかし実はその抜け道となる条文がある。建築基準法を適用除外にできるまさに最終兵器だ。一方で規制緩...


昭和の木造家屋をDIYで楽しみながらシェアハウス作り
今度、椎名町でオープン予定のシェアハウス(ユウトヴィレッジ)は、当社でコンサルティングを手掛けているプロジェクトである。ユウトヴィレッジの面白いところは、入居予定の人と一緒に作るというコンセプトだ。さらに先日は、学生さんも手伝いに来て、壁の漆喰塗りをやった。僕も、コンサルタ...


都心の一軒家をAirbnbで世界中からのゲストをもてなす
Airbnb(エア・ビー・アンド・ビー)は、自宅などを宿泊として予約できるサイトを世界190か国で展開しているニュービジネスだ。ありきたりのホテルでなく、その土地の普通の生活や文化に触れられるから、旅の魅力も増すし、安くあがったりもする。また、施設の提供者からの視点で見れば...


隣の解体工事
当社の新宿の事務所の隣の家屋で解体工事が始まった。アパートか何かに建て替わるようだ。ある日突然、地響きのような騒音がはじまって、客先と電話もできない状態になったから、さすがにクレームを入れた。当社で手掛けるプロジェクトでも解体工事などもやるから、多少音が出ることの仕方なさは...


大家さんの勉強会で投資物件のデューデリジェンスについて話す
いわゆる「サラリーマン大家さん」と言ったり、「兼業大家さん」と言ったり。本業の会社勤めなどしながら、かたわらで(たいていコッソリ)不動産投資を始める人のことをそう呼び、そのライフスタイルはかなり広がってきている。年金問題や高齢化、人口減少などの負の要素からくる将来不安もあっ...


大学教育の問題、建築学科で学ぶこと
近くに住んでいながら、あまり足を運ぶことのなかった母校の大学だが、とあるきっかけで、在学中のサークルの先輩が研究教員をやっていることを初めて知り、その研究室を訪問しに行ってきた。ちょうど、卒業を間近に控えた研究生が二人いて、就職のことなど聞いた。ひとりは文化庁に行って歴史建...


森岡の家、保存問題
浜松、遠州発展の功労者とされる平野家の古屋敷。これまで市の管理の元、一般公開されてきたものが、ここにきて閉鎖され、伐採解体の危機にあるという。こういう話題はどこに行っても尽きないが、残念な結果に終わることが多い。話によると、市はこれを更地にして隣接する文化センターの駐車場に...


リアル出店の進化形、「マイクロリーシング」とは?
浜松で面白い取り組みをやっている若い建築家がいて、詳しく案内してもらった。衰退傾向にある中心市街地の古い雑居ビルをどうやって利用するのがいいのか、デザインだけでなく、そのビジネスモデルまで考えているようだ。よくある事務所利用のパターンとして「シェア」がある。先例として、ひと...